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COLUMNコラム

デリヘルのFC(フランチャイズ)ってどう?メリットとデメリット

FC(フランチャイズ)ビジネスはアメリカで生まれ、日本で初めてFCのシステムが導入された時期は1963年と言われています。風俗店を開業する方法を調べる中で、「デリヘルFC」の存在を知り「気になってはいるが加盟すべきか悩んでいる」という人もいるでしょう。

この記事では、デリヘルFCの概要からメリットとデメリット、デリヘルFCについて注意すべき4つのポイントまでを解説します。デリヘルFCについて詳しく知りたい人は、参考にしてください。

 

1.デリヘルのFC(フランチャイズ)とは?

そもそもFC(フランチャイズ)とは、既存の企業からお店の名前や経営ノウハウを利用する権利を得る代わりに、決められた金額を対価として支払う仕組みのことです。ノウハウなどを提供する企業をフランチャイザー、FCに加盟し対価を支払う人をフランチャイジーと呼びます。

2019年度において、日本には1,234のFCチェーンが存在し、加盟店・直営店の数は262,869店舗です。コンビニエンスストアをはじめ、スーパーや飲食店、ホテルなどさまざまな業界がFCビジネスを展開しています。

出典:一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会「フランチャイズチェーン統計調査」

近年、デリヘル業界でもFC展開する大型グループ企業が見られるようになり、出店エリアを拡大しています。

 

2.【メリット】デリヘルFCの魅力

ここ数年でデリヘルFC業界の事業規模は拡大し、「デリヘルFC加盟店募集」などの広告を目にする機会も増えています。加盟店舗数を増やしているデリヘルFCには、どのような魅力があるのでしょうか。

ここでは、デリヘルFCに加盟することで得られるメリットを3つ紹介します。

 

2-1.大手グループへの加盟により知名度が得られる

大手のデリヘルグループへ加盟することで、有名店舗の看板を掲げて開業することが可能です。大手グループの姉妹店としてオープンした場合と、知名度のない個人店舗としてオープンした場合では、集客力に大きな差が生まれます。

有名店舗の看板は、利用客だけでなく仕事を探す女の子にも安心感を与えるため、デリヘルFC店舗は個人店舗よりも人材確保が難しくないでしょう。ただし、知名度による利益を享受するためには、ネームバリューのあるグループへ加盟する必要があります。

 

2-2.経営ノウハウを得られるため未経験でも参入しやすい

FCに加盟すると、FC本部企業が培った経営ノウハウを利用できるため、未経験でも参入しやすいというメリットがあります。キャストの面接方法・求人広告の出し方・開業マニュアル・研修プログラムなどの情報を活用し、短期間で経営を軌道に乗せることが可能です。

一から全てを試行錯誤して作り上げる個人店舗に比べ、デリヘルFC店舗は開業までの準備を大幅に短縮できます。運営する中で判断に迷ったとき、FC本部のアドバイスやサポートを受けられる点もデリヘルFCのメリットです。

 

2-3.広告を一括発注できる

FCに加盟した場合、広告はFC本部がグループ全体で一括発注するケースが大半です。商品をまとめ買いすると安くなるように、大量注文することで広告費も削減できます。個人店舗の開店広告と、ネームバリューのあるグループ店舗の開店広告では、集客力も雲泥の差でしょう。

FCグループは、FC本部が大きな金額を投入し、影響力のある媒体へ大々的に広告を打ち出せます。デリヘルFCは個人店舗に比べ、動かせる金額の大きさに高い優位性があることが魅力です。

 

3.【デメリット】デリヘルFCの問題点

デリヘルFCは、開業から経営を軌道に乗せるまでのハードルが低くなるため、魅力に感じる人も多いでしょう。しかし長い目で見た場合、デリヘルFCには問題点があることも事実です。

ここでは、デリヘルFCのデメリットとなる問題点を4つ紹介します。

 

3-1.経営状況が悪くても加盟料を支払い続ける必要がある

デリヘルFCの加盟店は、経営状況にかかわらず毎月加盟料の支払いが必要です。加盟料の設定はFC本部によって異なり、「定額」「売上高や利益に応じた料率設定」などがあります。いずれも、月々の支払いが求められるだけでなく、それぞれ次のようなメリットとデメリットがあることを考慮しましょう。

  定額 売上高や利益に応じた料率設定
メリット 経営状況が安定すれば支払いに困らない 経営状況が悪いときの支払額が少ない
デメリット 経営状況が悪いときの負担が大きい 儲けを出すほど加盟料の支払額が増える

また、FC店舗を立ち上げる場合、初期費用などの開業資金や数か月分のランニングコストを、自己資金で確保する必要があります。

 

3-2.経営方針や仕入先が制限されている

デリヘルFCに加盟する場合、加盟先グループのコンセプトを遵守した運営が必要です。経営方針や仕入先が制限されている場合が多く、規約違反をすると違約金の支払いを求められる可能性があります。

既に商品の仕入先が決まっていることは、自分で仕入先を開拓する必要がないメリットとも言えます。しかし、安価な仕入先を見つけたとしても、指定の業者以外から仕入れれば規約違反となり違約金の支払いを求められるでしょう。

経験を積み、「こうしたほうが売り上げが増えるのではないか」と改善案を思いついても、FCグループのルールを逸脱しない範囲内で試行錯誤することが求められます。

 

3-3.ブランドイメージが下がった場合に影響を受ける

デリヘルFCへの加盟は、ネームバリューの恩恵を受けられることが大きなメリットです。一方で、一部の加盟店で不祥事などが起きブランドイメージが下がると、グループ全体の売り上げに影響を及ぼすデメリットがあります。

不祥事が起こると、お客様が減少し、退職するキャスト・スタッフが増えるでしょう。ブランドイメージが回復しなければ、最終的に経営が立ち行かなくなり破産します。一生懸命積み上げた努力が、別の加盟店の不祥事で水の泡となる恐れがあることも考慮しておきましょう。

 

3-4.FCから抜けて開業することが難しくなる

デリヘルFCの契約には契約期間が設けられており、契約期間終了前に脱退すると違約金が発生します。また、特にチェックすべき内容は、FCから脱退した後に同じデリヘル業界での開業を禁止する「競業避止義務」の有無です。

FC本部は、自社が提供した経営ノウハウなどの情報漏洩を防ぐため、競業避止義務を加盟店経営者に負わせる契約を結ぼうとします。競業避止義務の契約を取り交わした場合、将来同じデリヘル業界で独立開業する道は閉ざされると言ってよいでしょう。

個人でデリヘル事業を展開する夢がある人は、競業避止義務を負うFCグループへの加盟は避けましょう。

 

4.デリヘルFCについて注意すべき4つのポイント

デリヘルFCへの加盟を検討する場合、以下の4つのポイントをよく確認してください。

●無理のない加盟料かどうか

加盟料を明確に提示しているか、他企業と比較して適正な価格帯であるかどうかを調べます。

●同じエリアに競合となる加盟店はないか

加盟店同士で顧客の奪い合いが起きないように、グループ店舗が出店済みの地域を避けて新規参入を行うFC本部がほとんどです。希望するエリアにグループ店が既に存在しているか、事前にチェックしましょう。コンセプトが似ている競合他社の分布を調査することも大切です。

●契約期間や契約解除後の縛りに納得できるか

契約期間の長さや、契約解除後に競業避止義務を負うかどうかを確認します。縛りがある場合は、自分の将来設計への影響を考えた上で、納得のいく決断をしてください。

●ノウハウ提供・サポート内容が充実しているか

長期間手厚いサポートがある場合は加盟料が高く、逆にサポートが短期間の場合は加盟料が低い傾向にあります。サポートが充実していると安心感を得られますが、経営成功のためにはFC本部に頼りきりではなく、自ら考え行動する姿勢が重要です。

特に、FC経験後に独立したいと考えている人は、デリヘルFCに加盟するメリット・デメリットを天秤にかけ、慎重に検討するとよいでしょう。

 

まとめ

デリヘルのFCとは、デリヘル事業を展開している企業から経営ノウハウなどの提供を受ける代わりに、毎月決められた金額を加盟料として支払うビジネス構造のことです。

デリヘルFCは、ネームバリューや確立されたノウハウを利用でき、事業失敗の可能性を減らせるメリットがあります。しかし、毎月の加盟料の支払いや他店の不祥事によるイメージダウン、競業避止義務により独立開業の道が断たれるなどのデメリットも理解しておくことが重要です。

デリヘルFCに加盟した場合と独立起業した場合で、長期的な視点で見たときにどちらが理想の未来に近づけるのか、よく考えた上で納得のいく道を選んでください。

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