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COLUMNコラム

ガールズバー開業の失敗例|成功させるためのポイントも紹介

女性従業員がカウンター越しに接客を行うガールズバーは、近年人気上昇中の業態であり、新規開業を目指す方は少なくありません。一方で、ガールズバー開業は難しくないのか、失敗を避けるためにはどのようにすればよいかといった疑問を持つ場合もあるでしょう。

この記事では、ガールズバーの基本的な情報に加え、失敗例を6つピックアップして紹介します。開業を成功させるためのポイントにも触れるため、ぜひ参考にしてください。

 

1.ガールズバー開業は難しい?

ガールズバーとは、女性従業員(キャスト)がバーテンダーや接客を行うバーのことです。女性従業員がカウンター越しに接客を行うのが大きな特徴で、メインの顧客層は20~40代の男性となっています。

一方、同年代の女性と話せる点に惹かれ、20~30代の女性が訪れるケースも少なくありません。ガールズバーの多くにリーズナブルな料金プランが用意されていることも、若年層や女性層から需要がある理由の1つとなっています。

ガールズバーは比較的新規開業しやすく、利益率も高い業種です。ただし、十分な準備をしないまま開業すると失敗するリスクもあります。ガールズバーを開業する際には、どのような準備が必要かを把握し、失敗のリスクを減らすための対策を講じることが大切です。

 

2.ガールズバー開業の失敗例

ガールズバーを開業しても、集客や売上の目標を達成できず、お店が長続きしない場合もあります。ガールズバー開業の失敗の原因となりやすい事例をあらかじめ知っておくことで、どのようなことに気を付けて経営すればよいかが見えてくるでしょう。

ガールズバー開業の主な失敗例を6つ紹介するので、参考にしてください。

 

2-1.コンセプトがあいまいだった

ガールズバー開業にあたって、コンセプトを明確にすることは重要です。コンセプトがあいまいだと、競合するほかのガールズバーとの差別化が図れません。従業員間でもサービスに関する共通認識を抱きにくく、接客の質にも影響を及ぼします。

ガールズバーはありきたりなコンセプトだとお客さんに飽きられやすく、奇抜すぎるコンセプトだとお客さんが寄り付かない可能性が高いです。お店のコンセプトはガールズバー経営者が自由に決められるからこそ、慎重に検討する必要があります。

ライバル店のコンセプトを参考にしつつ、お客さんに楽しんでもらえるようなオリジナリティのあるコンセプトを考えるとよいでしょう。決定したコンセプトは、店舗デザインや内装、接客方法に反映するなどして実現させてください。

 

2-2.経営戦略が不十分だった

ガールズバー開業を成功させるためには、コンセプトの明確化や値段設定、物件選び、市場調査など、さまざまな要素を考慮した経営戦略が必要になります。事前の市場調査は特に重要なポイントで、出店する地域の人口規模や客層、競合店の情報などをチェックしなければ、具体的な経営戦略は立てられません。

例えば、客層の調査をおろそかにして学生街に高級店を構えた場合、お店のコンセプトと客層が合わずに失敗する可能性が高くなるでしょう。

ガールズバーを長く続けるためには、安定的な経営を支えてくれる人材の確保も大切です。特に、優秀な男性スタッフを採用できるかが重要なポイントとして挙げられます。女性従業員が安心して働くためには、店を裏側から支え、用心棒的な役割を果たしてくれる男性スタッフの存在が欠かせません。

 

2-3.資金が足りなくなった

資金管理が適切にできない方は、ガールズバー開業で失敗しやすい傾向が強いです。ガールズバーの利益は「売上-経費」、売上は「客数×客単価」で求められます。仮に売上が多かったとしても、経費が売上を上回っていれば利益は手元に残りません。

繁盛している人気店でも、費用を度外視した経営を行った結果赤字に転落し、運転資金が足りなくなって閉店するというケースもあります。ガールズバーを経営する上では、売上はもちろん、経費もコントロールすることが大切です。

ガールズバーの経費としては、人件費や仕入れ代、家賃、光熱水道費などが挙げられます。開業後しばらくは赤字が続くことは想定して、綿密な資金計画を立てましょう。

 

2-4.人材が定着しなかった

多くのお客さんは、ガールズバーに女性従業員を目当てに来店するため、採用定着率を高めることは非常に重要です。人材を定着させるためには、以下のような対策を講じるとよいでしょう。

  • 適切な給料を支払う
  • 活躍に応じたインセンティブを設定する
  • 職場環境に気を配る

ガールズバーにおいては、ドリンクバックなどのインセンティブが従業員のモチベーションを高める上で非常に重要です。頑張って働くほどお給料が増えるようなシステムを導入すれば、従業員も意欲的に働いてくれるようになるでしょう。

従業員の離職率が高いと、採用活動費がかさんで資金繰りに影響を与えるうえ、提供するサービスの質が落ちてお客さんも離れやすくなります。採用した従業員がほかのお店に流れないよう、自分のお店で働いてくれる理由を複数作ることが大切です。

 

2-5.法律関係の知識が不足していた

ガールズバー経営にあたっては、風営法に違反しないことが非常に重要になります。風営法においてガールズバーは「深夜酒類提供飲食店」にあたり、営業時間に制限はありませんが、接待行為は認められていません。

接待行為とは以下のような行為を指します。

  • お酌
  • 特定少数のお客さんとの継続的な談笑
  • スキンシップ
  • ダンス
  • カラオケ
  • ゲーム

風営法に違反すると、無許可営業に該当し厳しい罰則が適用される可能性があるため注意が必要です。

ガールズバーと似たような業種にキャバクラが挙げられますが、キャバクラでは接待行為が認められています。一方、キャバクラはガールズバーのように深夜0時以降の営業を行うことができません。ガールズバーを開業する際には、キャバクラなどとの違いを理解し、法律を遵守して経営を行うことが大切です。

 

2-6.集客がうまくいかなかった

ガールズバーの開業にあたり、こだわりを持つことは重要です。しかし、自分本位のお店作りではお客さんが定着しません。ガールズバー開業で失敗しないためには、こだわりは持ちつつも、どのようなお客さんに喜んでもらいたいかを考えることが大切です。お客さんの年齢や収入、家族構成、興味・関心といった観点から、ターゲット層を具体的に絞り込みましょう。

また、現在は集客活動にネットを活用するのが主流です。オフィシャルサイトやSNS、メールマガジンなどを活用し、潜在顧客に自分のお店の魅力を伝えましょう。絞り込んだターゲット層が若い世代の場合は、オンラインでの集客方法が特に成功しやすいと言えます。

 

3.ガールズバー開業を成功させるには?

ガールズバー開業を成功させるには、失敗例を参考に十分な開業準備をすることに加え、必要な場合は専門家の手を借りるのがおすすめです。特に法律関係に不安がある方は、専門家の知識を借りて法に則った経営を行うとよいでしょう。

ガールズバーは開業して終わりではなく、長く運営を続けていく必要があります。安定的な店舗経営のためには、人材の確保や集客を適切に行うことが重要です。ガールズバーにはキャバクラのような接待はないものの、お酒の質よりも女性従業員の魅力やトークに惹かれて来店するお客さんも少なくありません。

優れた人材を集め、定着させるためにも、従業員にとって働きやすい職場環境を整えることが大切です。また、営業広告や求人広告への出費は惜しまず、顧客と従業員双方の定着を目指しましょう。

 

まとめ

ガールズバーは需要が高く比較的開業しやすいと言われていますが、準備が不十分だと失敗に終わることもあります。コンセプトをしっかりと確立し、経営戦略や資金繰りについても十分な計画を立てておきましょう。また、開業後の経営を支える人材の確保や集客も非常に重要です。

ガールズバーの開業を成功させるためには、準備を入念に行うほか、専門家の手を借りることも一案です。また、求人や集客のための宣伝広告へのコストを惜しまないことも重要となります。

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