風俗店には、在籍する女の子のタイプやプレイ内容などによりコンセプトが決められていることがあります。コンセプトを設定すると、お客さんに選んでもらいやすくなったり、女の子の雰囲気を統一できたりと、さまざまなメリットがあります。

当記事では、風俗店にコンセプトが必要な理由とともに、代表的なコンセプトをいくつか取り上げて解説します。風俗店にどのようなコンセプトを設定すればいいか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。

風俗店を経営するにあたって、お店のコンセプトを決めることは非常に重要です。利用するお店を選ぶ際、お客さんはホームページなどで店舗や女の子の雰囲気を確認します。お店のコンセプトを明確にしておくとお客さんの目に留まりやすく、集客が期待できます。

新しい店舗であっても、市場や顧客を理解し、ニーズに応えられる店作りをすれば、新規客の獲得につながります。例えば、周りに似たようなコンセプトのお店が多い場合は、同じ方法で売り出していっても成功するのは困難です。人気店を目指すなら、他店と差別化や、コンセプトにおけるクオリティの高さを重視するとよいでしょう。

現在の風俗店のコンセプトは非常に細分化されており、多岐にわたります。統一感のあるコンセプトを打ち出すと、より明確なイメージをお客さんに伝えられるでしょう。

コンセプトを統一するには、ある程度お店で働く女の子の容姿や年齢を決めた上で採用を進めるのがおすすめです。ここでは、女の子のタイプで分けた際のコンセプトの種類について解説します。

未経験・素人系とは、風俗店で働くことに慣れていないように見える女の子を指します。恋人感覚でプレイを楽しめるのが特徴で、男性客が女の子をリードするのが一般的です。女の子が見せる不慣れな雰囲気や恥じらう様子、どこにでもいそうな女の子とプレイできる点に需要があります。

素人系のお店では、清楚系で比較的若い20代の女の子を採用するのがおすすめです。透明感のあるナチュラルメイクで、性格も素直でピュアな子に人気が集まります。自分から積極的に話すよりは、男性の言葉に対して反応することが多く、親しみやすい性格かどうかも確認しておくとよいでしょう。

ぽっちゃり系は、体型がふくよかな女の子が在籍するお店を指します。お店によって目安となる体重を定めているケースも多く、男性のニーズに応えられるぽっちゃり女子を集められるかがポイントです。

また、ぽっちゃり系のお店では、女の子の性格も大切です。男性はふくよかな女性に対して「安心感」や「癒し」を求めます。採用する際は、女の子のシルエットだけでなく、人当たりのよさや清潔感をチェックするとよいでしょう。

ロリ・妹系は、20代前半で甘え上手な若い女の子が活躍するお店です。女の子が年下感を出しながら甘えることで、男性客の支配欲が満たされるため、プレイの中で主導権を握りたい男性に喜ばれます。

ロリ・妹系のお店では、身長があまり高くなく、童顔でかわいい系の女の子が人気です。また、パッツン前髪やツインテールなど、髪型でも幼さを演出できるとよりお客さんに喜ばれます。

ギャル系は、派手な外見で積極的にコミュニケーションを取る女の子とプレイできるのがコンセプトです。サラリーマンの男性にとっては、普段触れ合う機会が少ないタイプの女の子なので、エキゾチックな体験ができるのが魅力の1つです。

ギャル系の女の子を採用する場合には、メイクや服装をチェックしましょう。濃いメイクをしていて、大胆な服装の女の子は、ギャル系のコンセプトにマッチする可能性が高いと言えます。

人妻系は、既婚女性とのプレイを楽しむという設定のお店ですが、働く女性は必ずしも全員が既婚である必要はありません。関係を持ってはいけない人とプレイをするという背徳感を楽しめるのがメリットの1つです。20代後半〜30代後半で、大人な雰囲気を持ち合わせており、プレイ中には男性をテクニックを使ってリードできる女性なら活躍が可能です。

人妻系のコンセプトで打ち出せば、幅広い年齢層の女の子を採用することができるので、効率よく人材を確保できます。男性客の中には、自分と同じぐらいの年齢の人と触れ合いたいと思っている人も多く、どのような年齢の女の子でも一定の需要が見込めます。

風俗店のコンセプトは、プレイ内容やシチュエーションをもとに設定することもできます。特定のプレイを看板メニューとして打ち出すと、お客さんにとってお店のイメージが分かりやすくなるでしょう。

ここでは、コンセプトの元となるプレイ内容の例を紹介します。

コスプレをした上で行うシチュエーションプレイは、男性の夢を叶えられるため人気があります。コスプレの例としては、OLスーツやナース服、制服などが挙げられます。

女教師と生徒の関係で学園系プレイをするなど、具体的なシーンを作り上げてサービスを行うことで、お客さんにとって没入感が生まれ、非日常的な体験を提供できるでしょう。女の子の見た目に多少差があっても、コスチュームによってイメージやコンセプトを統一することができます。

即尺・即プレイとは、シャワーを浴びずにフェラなどを行う特殊プレイのことを指します。導入すると他店との差別化ができ、集客力を高められるでしょう。

即尺はやや高めの有料オプションとして設定できるため、利用料金の単価アップを狙うこともできます。しかし、シャワーを浴びないで行うコースには、少なからず性病にかかるリスクが高まるので、なるべく避けたいという女の子もいます。基本プレイだけでなく即尺にも対応可能な女の子を積極的に採用するとよいでしょう。

SMプレイをコンセプトにしたお店は、S系の女の子にお客さんが責められるS専門店と、M系の女の子をお客さんが責めるM専門店の2つに分かれます。S系では、お客さんが言葉責めとともに縄で縛られたり、ムチで叩かれたりするのがプレイ内容の特徴です。一方、M系では、お客さんが女の子を目隠しして責めるなど、支配欲を満たせるのがメリットとして挙げられます。

一般店の基本サービスと比較するとやや過激なプレイになるため、女の子にとってハードルが高いプレイです。採用する際には、SM風俗サービスに対応可能かどうかをしっかり確認した上で、女の子に演技力があるかどうかも見極めるとよいでしょう。

痴漢プレイは、イメクラなどで行われるシチュエーションプレイの一種で、痴漢する側とされる側に分かれて疑似的なプレイを楽しみます。通常では許されないプレイを行うことで、背徳感を味わえるのがポイントです。

お客さんが望むシチュエーションに合わせる必要があるため、女の子にはある程度の経験と演技力が必要だと言えます。お客さんの細かい期待に応えられると、希少価値がアップし、リピート率が高まるでしょう。

風俗店で集客率を上げるには、コンセプトを定めておくことが大切です。他店と差別化し、お客さんに選んでもらえるお店を作れるよう、女の子の特徴や売り出すプレイの内容を「コンセプト」としてアピールしましょう。

素人系やぽっちゃり系・ロリ系など、女の子の雰囲気でコンセプトを定めると、キャストの採用基準にもなります。一方で即尺やコスプレ、SMなどプレイ内容で他店と差別化するのであれば、よりお客さんのニーズに合ったプレイを提供できるお店になります。コンセプトを定め、市場や需要を調査することは風俗店経営に不可欠です。