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COLUMNコラム

風俗店はカード決済を導入すべき?メリット・デメリットを解説

風俗店は一般的に現金決済が支払いの基本です。しかし、キャッシュレス決済が浸透し、誰もがクレジットカードや電子マネーで支払いを行うようになった現在、風俗店でもカード決済対応の必要性が増しています。

インバウンド需要も回復し、現金を持ち歩く習慣があまりない訪日外国人観光客が増える中、カード決済の導入は訴求できる顧客の層を増やせるチャンスです。

この記事では風俗店がカード決済を導入すべき理由やメリット・デメリット・注意点について解説します。

 

1.風俗店がカード決済を導入すべき理由

近年、幅広い層にキャッシュレス決済が浸透しつつあります。2023年に行われた調査によると、個人の消費支出額におけるキャッシュレス決済比率は70.6%です。いまや消費者の7割近くが、クレジットカードや電子マネーによる決済を利用しています。

出典:NIRA総合研究開発機構「キャッシュレス決済実態調査2023(速報)」

クレジットカードは10代や20代の利用者が比較的少ないものの、「ときどき利用している」と答えた層も含めた利用者層は77%です。30代以上は85%以上がクレジットカードを利用しており、幅広い年齢層を顧客とする風俗店において、カード決済の導入は高い集客効果が期待できます。

諸外国では、日本以上にキャッシュレス決済が浸透しています。訪日外国人の来店も狙うのであれば、風俗店もカード決済をはじめとする各種キャッシュレス決済の導入がおすすめです。

 

2.風俗店がカード決済を導入するメリット

風俗店がカード決済を導入すべき理由は、キャッシュレスの普及のみではありません。カード決済を導入した場合、風俗店にとってさまざまなメリットが期待できます。

ここでは主なメリットとして、3つを紹介します。

 

2-1.現金を持ち歩かない層にも訴求できる

決済方法が豊富な店舗は、幅広い層を集客できます。カード決済の利用は、クレジットカードを提示するほかにスマートフォンのアプリと連携させる方法もあります。必ずしも現金や財布を持ち歩く必要がなく、日常の買い物程度であればスマートフォンのみ持参すれば十分です。

「キャッシュレス決済実態調査2023(速報)」においても、一般的に多額の現金を持ち歩く方は少数派であると分かっています。

持ち歩く現金の額 割合
現金は持ち歩かない 3%
1,000円未満(小銭) 4%
1,000~5,000円未満 23%
5,000~10,000円未満 26%
10,000円未満しか現金を持ち歩かない層の割合 56%

出典:NIRA総合研究開発機構「キャッシュレス決済実態調査2023(速報)」

人口の過半数は10,000円未満しか現金を持ち歩かず、30%は5,000円未満しか現金を持ちません。

カード決済を導入すると完全なキャッシュレス派はもちろん、日常的に少額の現金を持ち歩いている層も集客できます。

 

2-2.給料日前など現金がない顧客にも利用してもらえる

クレジットカードの特徴は、即座に現金を用意できない状況でも商品やサービスを購入できることです。たとえば給料日前の顧客の中には、「収入はあるが手元や口座に余分なお金がない」状態の方もいます。現金のみに対応している店舗では、集客につながりません。

風俗店がカード決済に対応していると、現金がないタイミングでも気軽に来店できます。予定の変更で突発的に風俗を利用できる時間ができた顧客も、ATMへ寄らずにサービスを予約できる風俗店のほうが気軽に利用してもらえます。

また、クレジットカードなら高額なサービスの利用が期待できる点もメリットの1つです。手持ちの現金の残高を気にせず、自然な流れでオプションつきプレイやロングコースを検討してもらえます。

 

2-3.カード審査に通った店舗として信頼されやすい

カード決済は、クレジットカード会社が行う審査に通過し、加盟店登録することで導入できます。クレジットカードでの支払いに対応できる店舗は、カード会社が行っている審査に問題なく通過できたことを意味しています。

加盟店として認められる条件は、クレジットカード会社によってさまざまです。明確な基準は開示されておらず、審査傾向を知って事前対策できるわけではありません。

必ずしも加盟できるとは限らないカード審査に通過できていることは、顧客や取引先にとって大きな意味をもちます。クレジットカード会社が加盟を認めるほど安心して利用できる風俗店として、高い信頼を得られます。

 

3.風俗店がカード決済を導入するデメリット

カード決済の導入は、メリットがある一方でいくつかのデメリットもあります。トラブルを避けるためには、加盟店の審査へ申し込む前に、デメリットも十分に理解しておくことが大切です。

ここでは、注意すべきデメリットを3つ紹介します。

 

3-1.審査通過の難易度が高い

クレジットカード会社の審査は、さまざまな視点から行われます。たとえば事業主の規模や、取り扱っている商品やサービスなども審査対象です。性風俗店などのアダルト業界が申請した場合、通常クレジットカード会社の審査が厳しくなる傾向があります。

店側の問題ではなく風俗業界全体の傾向であり、オーナー個人の力で左右される問題ではありません。審査通過の難易度を下げるためには、クレジットカード会社に直接申し込まないことが大切です。たとえば決済代行業者を介して申し込むと、審査に通過できる可能性が高まります。

決済代行業者は、クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレス決済サービスを提供する会社です。決済代行業者を利用すると、審査に通過できるようにサポートしてくれます。

 

3-2.決済代行業者を利用する場合手数料がかかる

決済代行業者を利用した場合、クレジットカード会社と直接契約した状態にはなりません。間に決済代行業者が入り、カード情報の認証や決済処理にかかる作業を加盟店やクレジットカード会社に代わって行ってくれます。

加盟店は決済代行業者を介して顧客のカード決済に対応する代わりに、決済手数料の支払いが求められます。手数料の料率や条件は統一されておらず、利用する決済代行業者によってさまざまです。同じ決済代行業者でも、加盟店の規模や業態など契約内容によっても負担する手数料が異なる場合があります。

決済代行業者によっては1件あたり10%以上の決済手数料がかかることもあり、売上が大きければ大きいほど差し引かれる金額も高くなります。業界最安値の決済代行業者や、売上金の振込み手数料が無料のところを選ぶなど、契約先を厳選することがコストカットのコツです。

 

3-3.売上金が入金されるまでタイムラグがある

カード決済は、クレジットカード会社が一時的に立て替えるサービスです。売上は即座に振り込まれるのではなく、契約した決済代行業者が設定したスケジュールに沿って加盟店へ支払われます。

決済代行業者によっては、翌営業日など短いスパンで支払われる場合があります。しかし多少であっても、現金を得るまでにタイムラグが生じることは事実です。風俗店の場合、売上金が入金されるまでのタイムラグが大きいと、店舗が一時的に現金不足となるおそれがあります。

風俗店は、在籍キャストに現金払いで給料を渡すため、クレジットカード利用の顧客が集中すると、キャストの給料支払いに支障をきたす可能性があります。

 

4.風俗店がカード決済を導入するときの注意点

集客力を上げるために風俗店でカード決済を導入するため、決済代行業者を選ぶときには下記の2つを意識しましょう。

  • 5大ブランドに対応する
  • チャージバック対策をする

クレジットカード会社は複数あり、契約した決済代行業者が対応していないブランドでの支払いは受け付けられません。決済代行業者ごとに、対応しているブランドの数や種類は異なります。幅広い顧客へ訴求できるように、クレジットカード会社の5大ブランドは最低限押さえておきましょう。国際ブランドとも呼ばれる大手5社に対応すると、国内外の顧客へ訴求できます。

トラブルリスクを軽減するために、チャージバック対策も必要です。チャージバックとは支払い拒否のことで、万が一クレジットカードが不正利用されたとき、売上金が支払われなくなるセキュリティサービスです。

不正利用を防止するためには、セキュリティ対策に力を入れている決済代行業者を選ぶことが大切です。暗証番号の入力が必須となっていたり、利用明細がリアルタイムで届いたりと、セキュリティ面を重視した決済代行業者なら顧客も安心です。

 

まとめ

風俗店がカード決済を導入すれば、現金を持ち歩かない層や、手持ちのお金が現在ない層にも訴求できます。また、カード審査に通った店舗として信頼を得やすい点もメリットです。

ただし、風俗店はカード会社の審査通過が難しいため、決済代行業者を利用してカード決済に対応するのが一般的です。代行業者への手数料発生や、売上金入金までのタイムラグには注意してください。

また、カード決済を導入する際には、利用者の多い5大ブランドに対応しており、セキュリティ対策に力を入れている決済代行業者を選ぶとよいでしょう。

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