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COLUMNコラム

ガールズバーの開業の方法|開業に必要な資金から経営のコツまで

ガールズバーの開業を検討する際に、資金や手続きについて不安を感じる人もいるでしょう。しかし、開業の方法について知識を持つことで、起業経験のない人でも順調に店舗をオープンさせることができます。

そこで当記事では、ガールズバーの開業に必要な資金と、オープンに至るまでの流れについて解説します。さらに、開業資金の内訳や、ガールズバーの経営を成功させるためのコツについても詳しく紹介しているため、ガールズバーの開業に興味がある人はぜひ参考にしてください。

1.ガールズバーを開業するまでの方法・流れ

ガールズバーのオーナーとして安定した黒字経営を行うためには、開業までに下調べをしっかりと行い、事前準備を整える必要があります。気持ちに余裕を持ってオープン当日を迎えることができるように、必要な資格や集客方法について確認しておきましょう。

ここでは、ガールズバーを開業するまでのステップを5段階に分けて解説します。

1-1.STEP1:資金調達

店舗の面積や地域により異なりますが、ガールズバーの開業には最低でも300万円が必要です。しかし、最低金額では心もとないため、余裕を持って500万円程度の資金を準備しておくと良いでしょう。開業前には初期費用と合わせて、約3ヶ月分ほどの運転資金を用意しておくと安心です。

開業資金の調達手段として、最もリスクが少ない方法は自己資金を用意することです。自己資金の準備が難しい場合は、金融機関から融資を受ける方法もあります。水商売においては銀行や信用金庫からの融資は難しいケースが多いため、日本政策金融公庫など公的な金融機関を利用してください。

1-2.STEP2:コンセプト・店舗の決定

はじめに、ガールズバーを出店する地域を決めます。地域の人口や最寄り駅を調べ、どれくらいの集客が見込めるかを確認してください。さらに、その地域を利用する人の年齢層や職業などについても把握しておきましょう。利用客を把握することで、下記のようにガールズバーの経営方針を定めることが可能です。

  • ・若い男性や大学生が多い地域→入店しやすいフランクな店舗
  • ・ビジネス街、オフィス街で会社員が多い地域→仕事帰りに利用できる店舗
  • ・飲食店街で居酒屋が多い地域→二次会に適した店舗

また、周囲の競合店をチェックしながら、差別化できるコンセプトを打ち出します。店舗の場所が完全に決まったあとは、コンセプトにふさわしい店舗ロゴ・内装を考えましょう。

1-3.STEP3:資格取得・書類提出

ガールズバーを経営するためには、下記の届出が必要です。

  • ・飲食店営業許可
  • ・食品衛生責任者資格
  • ・深夜酒類提供飲食店営業開始届出

ガールズバーは飲料や軽食を提供するため、飲食店に分類されます。「飲食店営業許可」は、飲食店開業時に必要となる申請です。また、飲食店を営業するためには「食品衛生責任者」の設置が義務付けられています。「深夜酒類提供飲食店営業開始届出」を提出することで、24時間アルコール飲料を提供することが可能となります。

ガールズバーはキャバクラ・スナック・クラブなどの風俗営業とは異なるため、お客様に対する接待行為は禁止されています。接客サービスを行う際は「風俗営業許可」が必要ですが、午前0時以降の営業は禁止されているため注意してください。

また、店舗の規模によっては「防火管理者資格」が必要となるケースもあります。

1-4.STEP4:備品購入・仕入れ先の決定

グラスや皿などの食器類、照明や椅子などの家具を購入します。備品は店舗の雰囲気を左右するため、コンセプトに合わせたデザインのものを選んでください。

継続的に購入するお酒や、食材の仕入れ先の選定も行います。種類・質・コストなどを総合的に比較し、信頼のおける業者から仕入れを行ってください。品切れを防ぐために、複数の業者と取引を行うと安心です。

業務用酒屋は品揃えが豊富で、一般の酒屋では販売していない珍しいお酒を取り扱っているなど、酒屋ごとに得意分野が異なります。常備するお酒の種類や提供メニューは、客層やコンセプトに合わせて決定しましょう。

1-5.STEP5:営業・求人の集客

店舗のオープンに向けて準備が整ったあとは、集客の方法について考えます。安定した経営を続けるためには、営業と求人において集客が必要不可欠です。

【営業における集客方法】

宣伝方法にはSNS・ホームページ・チラシ配りなどがあります。店舗のホームページと、各SNSのアカウントを作成しておき、オープンに向けて宣伝を行ってください。

【求人における集客方法】

スマートフォンで気軽に見られるネット求人サイトの利用がおすすめです。大手ネット求人サイトのほか、ナイトワーク専門の求人サイトもあるため、複数の求人サイトに広告を出しておくと良いでしょう。

近年ではスマートフォンの普及により、インターネットを利用した集客・宣伝が最も有効です。

2.ガールズバーの開業に必要な資金

ガールズバーの開業には、最低でも300万円の資金が必要です。しかし、店舗の規模や地域、導入設備によっては2,000万円ほどかかるケースもあります。必要な資金に差はあるものの、工夫を行うことで、ガールズバーの開業にかかる資金を抑えることが可能です。

ここでは、ガールズバーの開業にかかる費用を具体的に紹介します。自分が用意できる資金と照らし合わせながら、資金計画を立ててください。

2-1.開業資金の内訳例|500万円の場合

ガールズバーの開業資金について、具体例を紹介します。下記は、開業資金予算が500万円の場合における内訳です。

・物件取得費 200万円
・内装費
(排水・キッチン設備など)
100万円
・備品購入費
(家具類・レジ・金庫・看板代など)
70万円
・消耗品費
(食器・名刺・伝票・おしぼりなど)
5万円
・初回仕入れ費用 50万円
・各種許可取得費 10万円
・求人広告費 30万円
・宣伝費 10万円
・水道光熱費 5万円
・雑費
(清掃・クリーニング代など)
20万円

500万円ほどの資金が用意できれば、ある程度希望に応じた設備を整えることができるでしょう。

物件取得費については、空きテナントを借りる場合、保証金として家賃3~10ヶ月分が必要です。たとえば、家賃20万円の物件を契約する場合、「前家賃20万円+保証金10ヶ月分(200万円)+仲介手数料+その他保険料」がかかります。地域や借りる物件によって費用が異なりますが、都内であれば最低でも200万円は必要です。

また、上記では内装費を費用に含みましたが、ガールズバーを営業する上で基本的な設備が整った「居抜き物件」を見つけることができれば、内装工事費を削ることができます。備品についてもメニュー表を手作りしたり、余っている家具を持ち込んだりすることで、費用削減に繋がります。

3.ガールズバーの経営を成功させるための2つのコツ

最後に、ガールズバーを開業後、順調に黒字営業を続かせるためのコツを紹介します。下記の2点を押さえて、ガールズバーの経営を成功させましょう。

【ランニングコストを把握する】

ランニングコストとは、継続的にかかる維持費用のことです。家賃・水道光熱費・人件費・求人広告費・仕入れ費用などを指します。ランニングコストを把握しておくことで、毎月の売上目標を明確にすることができます。特に、開業後は常連客が定着しておらず経営が不安定になるため、開業前には数ヶ月分のランニングコストを用意しておくと安心です。

【営業広告費・求人広告費は惜しみなく出す】

優れた女性キャストは、トーク力や人を惹きつける魅力で店舗を盛り上げてくれます。ガールズバーを成功させる上で、最も重要な要素は女性キャストです。お酒がおいしくても、キャストが不愛想であればリピーターは定着しないでしょう。優れた女性キャストを集めるために、広告では営業広告だけではなく求人広告にも力を入れてください。

まとめ

ガールズバーを開業するためには、最低でも300万円の資金が必要です。開業の際には、「資金調達」「コンセプトと店舗の決定」「各種申請手続き」「備品購入と仕入れ先の決定」「集客」という手順を踏み、経営を成功させる基盤を築きます。

また、ガールズバーの経営を成功させるためには、営業広告とともに求人広告にも力を入れることが大切です。求人広告に力を入れて、優れた女性キャストを集めることで、店舗の持つ魅力を高められます。集客で使える最大の武器である広告に力を入れて、魅力的な店舗を作りましょう。

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