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COLUMNコラム

【経営者向け】風俗の盗撮対策とは?盗撮が発覚したときの対処法も

風俗業界では、お客さんがプレイ中の様子をスマホや小型カメラなどで盗撮するケースの発生が少なくありません。盗撮された風俗嬢の多くはショックを受け、スタッフの対応次第ではお店を辞めてしまうこともあります。

この記事では、風俗における盗撮の現状や、盗撮被害を防ぐために有効な対策方法を詳しく紹介します。また、盗撮行為が発覚したときに、風俗嬢・店舗スタッフそれぞれが取るべき行動も解説するため、ぜひ盗撮対策の参考にしてください。

 

1.風俗における盗撮の現状

デリヘル店などの風俗店において、風俗嬢が盗撮被害に遭うケースは少なくありません。風俗の盗撮とは、プレイ中の様子をお客さんが無断で撮影する行為です。

風俗での盗撮は明らかな犯罪行為であるため、盗撮が発覚して実際に逮捕された事例もあります。

出典:産経新聞「デリヘル嬢を無断撮影 新潟県警の警察官を盗撮疑いで逮捕」

お客さんがプレイ中の行為を盗撮する理由は、大きく分けると下記の3つです。

  • 個人的なコレクションのため
  • 違法動画サイトへ投稿するため
  • 業者に売るため

盗撮行為に及ぶお客さんの多くは、個人的な趣味を目的として盗撮動画を撮影します。

しかし、違法動画サイトへ投稿されたり業者に映像が売られたりした場合、削除するのは簡単ではありません。盗撮映像がインターネット上に半永久的に残り続ける危険性もあります。そのため、風俗店は盗撮の発生を未然に防ぐための対策をしっかりと取らなければなりません。

 

1-1.盗撮機材でよく使われるカメラとは?

最近、盗撮に使われるカメラは小型化されています。盗撮行為を見破るためには、盗撮機材について理解しておくことが必要です。

盗撮に使用されるカメラの種類を以下にまとめています。

【身の回りの品を模したタイプ】

  • ボールペン型
  • 消しゴム型
  • 使い捨てライター型
  • 車のスマートキー型
  • モバイルバッテリー型
  • スマートウォッチ型
  • 腕時計型
  • ペットボトル型
  • ミントケース型
  • メガネ型
  • タバコ型
  • ACアダプタ型

【部屋などの環境に紛れるタイプ】

  • 電球型
  • 火災報知器型
  • Wi-Fiルーター型
  • スピーカー型
  • ハンガーフック型
  • 置時計型
  • 砂時計型

盗撮にスマホが使われることはもちろんありますが、発覚を防ぐために小型カメラを利用する手口が多いです。小型カメラの使用によって、盗撮行為は巧妙にカモフラージュされています。

小型カメラの種類は年々増え続けているため、すべてを把握するのは容易ではありません。しかし、ある程度の種類は知っておくと盗撮防止に役立ちます。

 

2.店舗スタッフが風俗嬢に伝えておきたい!効果的な盗撮対策4選

風俗嬢に断りなくプレイを撮影するお客さんは、残念ながら一定数存在します。

風俗嬢の盗撮被害を減らすためには、店舗スタッフが日ごろから風俗嬢に対策を伝えておくことが重要です。ここでは、お客さんによるプレイ中の盗撮を未然に防ぐために効果的な対策を4つ紹介します。

 

2-1.プレイ中は部屋を暗くする

盗撮するお客さんは「体をよく見たいから」などと言いながら、部屋の照明をつけたままにしたがる傾向があります。暗い部屋では鮮明な盗撮映像を残せないためです。

そのため、盗撮防止の対策には部屋をできるだけ暗くするのがおすすめです。部屋の中にカメラが設置されている場合でも、プレイの様子や風俗嬢の姿が見えないほど暗ければ、盗撮の意味はありません。

ただし、中には純粋に体を見たいだけのお客さんもいます。盗撮を疑っていることはあくまでも悟られないように、風俗嬢からお客さんに「明るくて恥ずかしいな」などと伝えてもらい、部屋を暗くしましょう。

 

2-2.スマホの場所をチェックする

盗撮に最も使われているのはスマホのカメラです。盗撮防止のため、プレイ前にお客さんのスマホの場所を確認するよう風俗嬢に伝えましょう。

スマホをカバンの中などに入れたままのお客さんであれば、スマホを使った盗撮の可能性はまずありません。しかし、スマホを机の上やベッドサイドなどに置いている場合は注意が必要です。

「スマホはカバンに入れてもらえますか?」と風俗嬢からさりげなくお客さんに声をかけて、カバンの中に入れてもらいましょう。

また、スマホの場所に違和感を覚えた場合は、スマホのカメラレンズの前に荷物などを置いておくのも1つの方法です。

 

2-3.怪しい動きがないかチェックする

お客さんの挙動に怪しい点がないかチェックするのも、盗撮対策としておすすめです。例えば、お客さんの視線の動きや、プレイ中の様子などに注目するとよく分かります。

  • 視線が泳いでいる
  • 風俗嬢と視線を合わせないようにしている
  • プレイ中も常に落ち着きがない

お客さんの挙動に上記のような怪しい点がある場合、盗撮をしようと考えている可能性があります。

盗撮するお客さんは後ろめたさを少なからず感じているため、不審な様子を見せることが多いです。お客さんの視線などに怪しいところがあれば、盗撮を疑いましょう。

 

2-4.お客さんを1人にさせない

盗撮をさせないために最も大切なのは、カメラを隠したりセッティングしたりする機会をお客さんに与えないことです。そのため、お客さんを絶対に1人にさせないように、風俗嬢に伝えてください。

お客さんが1人になるのは、例えば下記のようなタイミングです。

  • シャワーを浴びる
  • トイレに行く
  • 荷物を取りに行く

1人行動をさせないように、風俗嬢にお客さんと腕を組ませるなど、一緒に移動させるのがおすすめです。お客さんを1人にしなければ隠しカメラの設置を阻めるため、ほとんどの盗撮は防止できます。

 

3.風俗嬢が盗撮されたことが分かったときの対処法

風俗嬢がお客さんから盗撮されたことが分かった場合、風俗嬢が取るべき行動と店舗スタッフが取るべき行動は異なります。風俗嬢と店舗スタッフがそれぞれどのような対応をすればよいのか、経営者は知っておかなければなりません。

ここでは、お客さんの盗撮行為が判明したときの対処法を、風俗嬢・店舗スタッフ別に紹介します。

 

3-1.【風俗嬢の行動】スタッフへの連絡

お客さんから盗撮されていることに気づいた風俗嬢には、基本的にお店に連絡してもらいましょう。同時に、お店へ連絡するときはお客さんにバレないよう気をつける必要があると伝えてください。

バレないように連絡するのが重要な理由は、2つあります。

  • お客さんの逆上を防ぐため
  • 盗撮の証拠を消させないため

「盗撮がバレた」とお客さんが悟った場合、逆上して風俗嬢に暴力を振るうリスクがあります。また動画データなどの盗撮の証拠は、逮捕や示談の際に必要になるため、消されないようにするのがベストです。

密かにお店のスタッフに連絡するおすすめの方法は、以下の通りです。

  • お客さんのシャワー中に連絡
  • 業務連絡風に連絡
  • 事前に取り決めておいた合言葉で連絡
  • メールやLINEで連絡

もし盗撮行為を発見した場合には、施錠できるトイレに逃げ込むなどして身を守るよう風俗嬢に伝えましょう。

 

3-2.【店舗スタッフの行動】示談交渉および警察への通報

盗撮事件が発覚したら、店舗スタッフは示談交渉を行い、場合によっては警察に通報します。

東京都では、盗撮のためにカメラなどを設置すると迷惑防止条例違反となり、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金が科されます。常習犯であれば、1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。

出典:警視庁「迷惑防止条例全条文」

他の道府県でも同様の罰則が定められているため、盗撮が犯罪であることは明らかです。お客さんの盗撮が発覚した場合は、毅然とした態度を取りましょう。

また、盗撮された風俗嬢のケアは重要なポイントです。風俗嬢のプライバシーを守る行動を取らなかった場合、スタッフやお店は風俗嬢からの信頼を失います。また盗撮された風俗嬢は少なからず精神的ダメージを受けているため、心のケアも欠かせません。

盗撮トラブルが起きたときのスタッフの対応によって、風俗嬢の定着率は大きく変わるため、十分にケアしましょう。

 

まとめ

個人的な性的興味や収益のために、風俗嬢とのプレイを盗撮するお客さんは少なからず存在します。

風俗嬢には部屋の明るさやスマホの場所などに注意するよう呼びかけて、盗撮被害を防ぎましょう。盗撮に使われるカメラについての理解を深めておくことも、盗撮の防止に役立ちます。万が一、盗撮が発覚した場合に備えて、風俗嬢とはあらかじめ連絡方法を決めておいてください。

盗撮への店舗スタッフの対応は、風俗嬢の定着率に影響します。たとえ常連のお客さんによる犯行だとしても、風俗店は毅然とした態度で臨みましょう。

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