風俗店を運営する上で、問題を引き起こすNG客の特定と対処は欠かせません。清潔感がない、泥酔している、暴言を吐くなど、こうしたお客様の来店は、お店やキャストにとって大きなリスクとなる可能性があります。

当記事では、風俗店で避けるべき客の特徴を5つ挙げ、それぞれの理由を詳しく説明します。また、NG客が来店した際の断り方や対処方法も紹介し、キャストを守るための具体的な手段もまとめています。風俗で働く店舗スタッフの方は、ぜひ参考にしてください。

風俗店を安全に運営するためには、問題を引き起こすお客様への適切な対応が不可欠です。NG客への厳格な対処は、お店の評判やキャストの安全を守るために重要です。

以下では、風俗店でNGにされるべきお客様の特徴について具体的に紹介します。

1つ目は、清潔感が欠如しているお客様です。たとえば、下記のような清潔さに欠ける状態が該当します。

このようなお客様は衛生面で問題がある可能性が高く、不潔な状態で接客にあたることは、プロ意識の高いキャストにとっても負担です。また、シャワーなしでの行為を強要されたり、性病のリスクが持ち込まれたりするなど、さらなるトラブルを招く可能性もあります。

ただし、どうしても来店する途中で汗をかくことはあります。その際、シャワーで丁寧に洗ったり、事前に制汗剤で配慮したりしてくれるお客様の場合は、清潔感がない人物には当てはまりません。

風俗店を安全に運営する上で、本番行為を強要してくるお客様もNG客の特徴に該当します。風俗店では本番行為は厳しく禁止されており、法律でも認められていません。本番行為が発覚すれば、お店の存続に関わる深刻な問題につながります。

「1回や2回ならバレない」と軽く考えているキャストがいる可能性もあります。しかし、本番行為を受けたお客様が、インターネットで「〇〇ちゃんと本番できた」と拡散すれば、同じ行為を要求する他のお客様が現れることも十分に考えられます。

そのような場合、該当キャストは解雇処分となり、お店も警察から取り調べを受ける可能性があるため、本番行為を強要するお客様には十分に注意しましょう。

明らかに泥酔しているお客様にも注意が必要です。下記のような状態が見られる場合は、特に警戒しましょう。

泥酔状態のお客様は行動が予測しにくく、転倒による怪我などの危険が伴います。キャストがホテルに派遣される場合、到着した時点でお客様が眠り込んでいるため入室できなかったり、キャンセル料を支払ってもらえなかったりする可能性もあります。

また、プレイルームがある店舗型の場合、店内で嘔吐が発生すれば、異臭や音が他のお客様の集中を妨げる原因となり、クレーム問題に発展するおそれもあります。清掃の負担も増え、他のスタッフの業務に影響するため、十分な注意が必要です。

暴言を吐いたり、危険なプレイを要求したりするお客様も、NG客に該当します。ここでの暴言とは、単純にひどい言葉を投げつけるだけでなく、威圧的な話し方も含みます。こうしたお客様は「お金を払っているから女性に何をしても良い」と考えがちな傾向です。

危険なプレイには、キャストへの乱暴な触れ方や、アダルトビデオのようなハードプレイの強要が含まれます。SM店や、有料オプションがあるお店もありますが、在籍キャスト全員があらゆるプレイに対応できるわけではありません。

仮にある程度の乱暴な行為が許容されていたとしても、キャストの心身を傷付ける暴言や行為は、多くのお店でNGとされています。

お店以外で連絡を取ろうとするお客様にも注意が必要です。これには、店外デートやお金の絡まない関係を求めるタイプが含まれ、プライベートの連絡先をしつこく聞くお客様もいます。

お店以外でのやりとりを希望する理由はさまざまです。お気に入りのキャストと恋人同士になりたい方もいれば、お金を払わずにプレイできないかと期待している方もいます。

お店以外でのやりとりは、風俗店にとって売上が発生しないだけでなく、キャストを危険にさらすリスクもあります。また、キャストにとっても、身バレのリスクやお店をクビになる可能性があるため、プライベートなやりとりをするメリットは皆無です。

NG客の特徴がある方が来店したときや、接客中にキャストが身の危険を感じたときは、即座に対処することが大切です。放置すると噂が広まり、他のキャストにも被害が及ぶおそれがあります。

ここでは、風俗におけるNG客が来た際の断り方や対処方法を紹介します。

来店時、まずスタッフがNG客に対応します。予約を受け付けない方法は、大きく分けて下記の2種類です。

キャストからNGを出されているお客様が来店した場合、やんわりと断る方法として「予約が埋まっている」と伝えるのが一般的です。この方法は波風を立てずに断ることができますが、何度も繰り返すとお客様本人にキャストからのNG客指定がバレる可能性があります。

相手によっては、お客様本人に「〇〇ちゃんからNGが出ています」とはっきり伝えるほうが効果的です。暴言や乱暴なプレイ、本番行為の強要は、ほかのキャストも被害に遭う可能性が高いNG行為です。はっきりと伝えたほうが、新たな被害を防ぎやすくなります。

接客中に何度もNG行為があった場合、キャストが対応する必要があります。接客中の基本的な断り方は、下記の2ステップです。

お客様の中には、そもそもNG行為をしている自覚がない方もいます。誤解がある場合は、お店のルールで禁止されていると伝えると、引き下がってくれるでしょう。

キャストが断ったり、お店のルールに反していると伝えたりしてもお客様がNG行為を繰り返す場合は、スタッフに対処してもらいましょう。暴れる可能性もあるため、複数人の男性スタッフに駆けつけてもらうと安心です。

風変わりなお客様全員が問題行動をとるとは限りません。風俗でお客様の利用を断るときは、言葉遣いや外見などの印象で安易に判断しないことが大切です。主観で判断すると、新たなトラブルに発展しかねません。

主観的な判断とは、「外国人なので乱暴なプレイをしそう」「障害を理由に過剰なサービスを求められそう」といった事実に基づかない決めつけのことです。

最近では、外国出身の日本人や、現地のルールを学んだ上で旅行に来ている外国人も増えています。主観的な判断で安易に利用を断ると、差別的なスタッフやキャストがいるお店として悪い評判が広がります。対応によっては、障害者差別解消法といった法律の違反行為にあたる可能性もあるため、注意が必要です。

風俗のNG客をうっかり通さないようにするためには、スタッフ間の情報共有が大切です。効率的に風俗のNG客を管理する方法として、下記の2つがあげられます。

NG客の名前や電話番号、外見の特徴をまとめた顧客リストを作成し、スタッフやキャストで共有しましょう。NG理由や実践した対処法も共有しておくと、ほかのキャストが指名されたときに対策しやすくなります。グループ店全体での情報共有もおすすめです。

最近は、NG客の情報を手軽に管理できるスマホアプリが人気です。たとえば、電話番号の一部とNG理由のみを登録できるシンプルなタイプなら、リスト作成が短時間でできるため、キャストやスタッフの負担になりません。

お客様ごとに好みのプレイや会話内容をメモできる機能、キャスト・スタッフと情報を共有できる機能を持つアプリもあり、仕事の効率化に役立ちます。

風俗店でのNG客には、清潔感がない、キャストに本番行為を強要する、泥酔している、暴言を吐く、店外でやり取りを求めるなどの特徴があります。これらの客は店舗やキャストの安全を脅かす可能性が高いため、即座に対処が必要です。

断り方としては、予約時にやんわりと断る方法や、接客中にお店のルールを説明するのが効果的です。さらに、スタッフ間の情報共有が重要で、NG客のリストを作成・共有することや、専用アプリの使用も1つの手段としておすすめです。